きっかけ:作者のファンだから。
『怪談』って一言で言っても、わたしには色んなジャンルがあると思う。ちょっと前からなんか怖い話が読みたくって、手にとってはみたけど、なんか私がほしい『怖さ』じゃない。
で、図書館に行ったら私の好きな斉藤さんの本。
中学の時に読んだ、この方の『ひとりでいらっしゃい』が私の怪談の入門書的存在。
ということで、借りてみて、
『そうそう!こんな感じ!!』
としっくりきた感じです。
書き方はあっさりしていて、出来事もそんなに直接的なものは少ないんだけど、なんというか余韻の残る怖さが斉藤さんの怪談にはあると思う。
淡々とした文章故か、読了後もその描写が思い出されてちょっと背筋が寒くなる。
好きな話はやはり『桜坂』と『マンション』
挿絵も雰囲気に合っていてとてもいいです。
良き怖さでした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
妖。 怪。
- 感想投稿日 : 2013年3月7日
- 読了日 : 2013年3月7日
- 本棚登録日 : 2013年3月5日
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