滅びの風 (ハヤカワ文庫 JA ク 3-9)

著者 :
  • 早川書房 (1993年2月1日発売)
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本棚登録 : 54
感想 : 9
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「滅びの風」
「滅びの風Ⅱ」
「巨象の道」
「コギト」
「反歌」

全編終末もの。
作者の人類観が現れている。
他の短編集でもけっこう終末ものがあると思うが、栗本さんって終末ものが好きだったのかな。
アイディア自体に目新しさはないけれど、思考を丁寧に重ねていくことで作家性みたいなのを出している。
ズレた人間がよく栗本作品には登場しているようだが、そのズレ方は自分には素直なズレ、ひねくれ方に映る。理解不能ではないズレ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年9月17日
読了日 : 2013年9月14日
本棚登録日 : 2013年9月14日

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