「滅びの風」
「滅びの風Ⅱ」
「巨象の道」
「コギト」
「反歌」
全編終末もの。
作者の人類観が現れている。
他の短編集でもけっこう終末ものがあると思うが、栗本さんって終末ものが好きだったのかな。
アイディア自体に目新しさはないけれど、思考を丁寧に重ねていくことで作家性みたいなのを出している。
ズレた人間がよく栗本作品には登場しているようだが、そのズレ方は自分には素直なズレ、ひねくれ方に映る。理解不能ではないズレ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年9月17日
- 読了日 : 2013年9月14日
- 本棚登録日 : 2013年9月14日
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