天璋院篤姫 下 (講談社文庫 み 9-5)

著者 :
  • 講談社 (1987年11月1日発売)
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本棚登録 : 171
感想 : 17
5

以前から興味が有った人だったので読んでみましたが、世間に伝わっているイメージと全然違う事が書いてあって、驚きました。

歴史では、慶喜派だと聞いてましたが、実際は慶喜が嫌いで、最後まで徳川家を滅亡させたのは彼だと思っていたと書いてあり、意外でした。和宮との関係も、とても心が打たれました。

女性として、本当に素晴らしい人。いつも周りとの和を大切にし配慮を忘れない。夫を立てて、例え周囲が朝廷や攘夷派に翻弄されても、意志を強く持って貫く。そんな彼女の生き方に感動です。

『女として生きる事とは何ぞや』という事を考えさせられる本でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史小説
感想投稿日 : 2012年2月20日
読了日 : 2006年8月11日
本棚登録日 : 2012年2月20日

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