「あふれるもの」から「花冷え」までは連作の短編。はじまりから終わりまで、丁寧な心情描写が続く。紆余曲折を経た二人の境地は。
道を外れて、人として終わりなのだとしたら、終わりの先、さらに終わりの先まで行き…、それでもまだ二人は生きていて。
文章が綺麗で、深く、良い小説だと思いました。
「不倫」と「出家」という壁が立ちはだかり、なかなか読めずにいた。読んでよかった。
短編「雉子」は心重い。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年11月18日
- 読了日 : 2022年11月17日
- 本棚登録日 : 2021年11月18日
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