カンボジア最前線 (岩波新書 新赤版 280)

著者 :
  • 岩波書店 (2003年4月18日発売)
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感想 : 10
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まだ外国人も少なく静かだった80年代のプノンペン。(冒頭の一文)


カンボジアの80年代の状況を、現地にボランティアとして長期滞在した筆者の体験、細かな歴史の記述、数多くの写真から、鮮明に綴っている本。


心に響く一冊。こんなにもカンボジアの置かれた状況が悲惨だったとは。これまでの情報では他人事のような感覚だったが、この本を読んでいると隣の国のように親しみを感じる。そして同時に悲しみと、筆者のように動けない苦しみと、心にのしかかってくる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新書
感想投稿日 : 2011年7月2日
読了日 : 2011年7月2日
本棚登録日 : 2011年3月27日

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