まだ外国人も少なく静かだった80年代のプノンペン。(冒頭の一文)
カンボジアの80年代の状況を、現地にボランティアとして長期滞在した筆者の体験、細かな歴史の記述、数多くの写真から、鮮明に綴っている本。
心に響く一冊。こんなにもカンボジアの置かれた状況が悲惨だったとは。これまでの情報では他人事のような感覚だったが、この本を読んでいると隣の国のように親しみを感じる。そして同時に悲しみと、筆者のように動けない苦しみと、心にのしかかってくる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
新書
- 感想投稿日 : 2011年7月2日
- 読了日 : 2011年7月2日
- 本棚登録日 : 2011年3月27日
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