どくそせん

著者 :
  • イカロス出版 (2007年8月31日発売)
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本棚登録 : 103
感想 : 13
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萌え化軍事モノ本の傑作。
史上最悪の地上戦独ソ戦を始まりから終わりまでをざっとまとめてある本文がメインで、付属の漫画・イラストなどは萌え美少女の絵柄で非常にサブカルパロディの要素が強い。マニアックなネタがだいたいわかってしまう自分が悲しい。
だが、メインである文は読みやすく、豊富な戦況図が丁寧に入っている。陰惨な話はあえて軽く触れる程度で、軍事用語集もあり、このたぐいの本の初心者向けによく配慮されている。

独ソ戦ものの代表作のパウル・カレルの著作では終盤の戦いまでフォローしてなかったし、古い情報も多かった。この本は、後に出版された書籍で発掘された戦いなどがまとまって読めるのはうれしい。参考図書一覧が無いが参考図書がおおよそ想像できる。ハルベの戦いもちゃんとあった。ドイツ海軍の撤退戦もある。

友人からの指摘で気がついたがちょっと高い本かもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 戦記物
感想投稿日 : 2012年8月11日
読了日 : 2011年9月9日
本棚登録日 : 2012年8月11日

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