世界中の息子たちへ

著者 :
  • ポプラ社 (2004年7月1日発売)
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本棚登録 : 52
感想 : 7
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タイトルに惹かれて買った写真集です。
詩は堤江美さん、写真は高橋邦典さん。写真も、詩もあってて、感動しました。戦場で死と向き合う子供たちに対する詩です。
写真集って言うよりは、詩集の方が近いかも。今まで、色んな戦場の写真とか見てきたけど、ここの写真は結構温かかったです。詩は悲しいのに、写真は最初の方は笑顔ばかりだし。返ってそれがまた涙モノ。
そうそう、この本、本文と写真にも涙を誘われるのですが、あとがきもそうですよ。「あぁ、その通りだー」と思う箇所がいっぱいあるんですよね。
最初の部分の「またひとり、若者が殺されました」というのは結構衝撃的。誰だって、自分の子供が恐怖に歪む表情や、足が千切れてる映像なんか見たくないもの。自分の子供じゃなくても、膨脹した死体とか、頭が撃たれて判別もできないような死体とか見るの嫌なもの。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 写真集
感想投稿日 : 2006年7月7日
本棚登録日 : 2006年7月7日

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