もう5月くらいに読み終わってるだろう本・・・
いろいろ忙しくて感想アップが遅れております(苦笑)
河合氏、谷川氏の対談のような形で進んでいく本です
お二人とも似た考えの持ち主なのか、途中「これはどちらが言ってるの?」となるほど(笑)
一回読んだだけじゃ、なかなか理解は難しいですわ
今回、付箋が付いているところを抜き出してみると・・・
・心理療法家として患者に向ける理論の刃は、とりもなおさず治療家自身に対しても向けれていることを
しばしば強調します(p3)
・治療者となる者は自分を知ることが大事だから、みずから分析を受けなければならないと書いてあった
わけです(p26)
・治るときは誰しも苦しい歩みを続けるのだから、そこに付き添う人があることは測り知れない大きい
意味を持つのです(p67)
・その人の隠されている自己治癒力というんですか、いわばそれに対して大変な敬意を表しているんですね(p68)
・自己というのは自分のものであって、なおかつ開かれているものでしょう。ある一人の心の中に自己治癒の働きが
生じるということは、周囲の人にも何らかの変化が生じているわけです。つまり一人だけが変わるということは
あり得ないので、家族が変わる、先生が変わる、あるいはクラス全体が変わるというようなっことが実際に
起こってくる(p239)
・ぼくはそういうネガティブな感情も、あるものはあるとして率直に受け入れる方が、全体としての
インテグレーションがうまくいくんじゃないかと思っているんです。だからネガティブなものもポジティブな
ものも同時に働かせながら、どう全体として統合するかが問題なんじゃないでしょうか(p244)
・ぼくは心理療法を学ぶ学生によく言うんです、どんなにおもしろくないことからでもおもろいことを見つけだす
才能がわれわれには要ると。ぼくらが会う患者は、いつまで経っても一進一退の症状のまま一年以上もほとんど
変化がないという人が多いでしょう・・・中略・・・そういうふうに、ぼくは自分の心を生きたものにすると
いうのをしょっちゅうしています(p304)
- 感想投稿日 : 2014年8月14日
- 読了日 : 2014年8月14日
- 本棚登録日 : 2014年8月14日
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