実際に35歳にして初めて大リーグのマウンドに立ってプレーした正にオールドルーキーな著者の半生を綴った自伝本。
正直、映画のほうは個人的にはあまり好きにはなれませんでした。栄光から挫折、苦悩、決断までの実体験を淡々と述べていているこの原作は感動超大作とかそういうものでは決してない。だけど肩の故障で一度は夢を諦め、野球一筋だった生活から一変、必死に勉強して大学の単位を取って、妻も出来人並みの幸せを手に入れる。それでもどうしても野球への夢は諦め切れなかった。
そんな事を包み隠さずに本人自ら語るこの本は物語的に地味ではあるかもしれないが、色々学び取るべき事が多々あり、同時に将来の夢を決めかねていた当時の自分に多大な勇気を与えてくれた本でした。
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カテゴリ:
自伝系
- 感想投稿日 : 2006年4月28日
- 本棚登録日 : 2006年4月28日
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