「子どもの声を聞き、対話を重ね、関係性に働きかけ、子どもの傍らに立つ」子どもオンブズパーソンについて紹介されている一冊です。
ソーシャルワーカーとしては、同意できる部分が多くあり、また、すぐにでも仕事に取り入れたい部分も多くありました。
唯一、学力保障に関する部分だけが同意しきれなかったです。
私の読み込み不足かもしれないのですが。。
私は学力保障の重要性をとても強く感じています。
学力がほとんど身についていない、、、日常の読み書きでさえ厳しく、おそらくそのことによって生きづらさが増している子どもと出会うことがあるので、、生きていくために最低限の学力保障は必要だと、私自身は考えています。
そして、義務教育期間の子どもであれば、学力保障を担うのは学校が中心になるのではないかと思います。(家庭のサポート力のあるところでは、この課題は生じてこないと考えられるので。)
おそらく地域性のこともあり、本書で取り上げられている「子ども」像と、私がイメージしている「子ども」像が違っているのではないかと思います。
子どもを「子ども」として論じることの難しさに気付かされました。
そういうことも含めて、とても学びの多い一冊でした。
子どもに関わる仕事をされている方にはおすすめの一冊です。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年2月10日
- 読了日 : 2013年2月10日
- 本棚登録日 : 2013年2月10日
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