写楽 閉じた国の幻(下) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2013年1月28日発売)
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本棚登録 : 1018
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読了して、まさに写楽、証明終了したんじゃないかと思った。
そもそも写楽という名前自体、写す楽しみと書く、という話になった時のパズルのピースがはまった感は鳥肌モノ。
説を実証するために証拠の文献を集めていく過程は、学術研究の楽しさも感じられた。

そして、カリスマ出版人の江戸っ子・蔦屋と、お調子者で気のいいオランダ人・ラスさんの友情には、意外にも涙腺が緩んでしまった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年5月14日
読了日 : 2022年5月14日
本棚登録日 : 2022年5月14日

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