古代マヤ・アステカ不可思議大全

著者 :
  • 草思社 (2010年5月22日発売)
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本棚登録 : 420
感想 : 25
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ざざあるいは電気羊さんに教えてもらい、古代メキシコ展で購入!
開いたら全て手書きだったので、最初は何じゃこりゃ!と思ったけれど、とても読みやすい。

古代マヤやアステカの人々の、神も犠牲を払っているのだから、もちろん人間も犠牲が必要だという根本的な考え方が、あまりにも日本人の感覚とは異なっている。ていうか古代メソアメリカの人たち以外にこんな思想はないのでは?
神話や文化、祭が、あらゆるスプラッタホラーの源流なのではと思った。
子らが結婚する時に親が贈った忠告など、少し当時の人を身近に感じられるエピソードがあると、どんな気持ちであんな儀式を…と逆に得体が知れない気持ちになる。これが文化の違いか。

また、メソアメリカの古代文明は謎に包まれた部分も多く、実際はどうだったのか、想像を膨らませる余白が多い。
物語が生まれそうな余地が豊富にあるのが、様々な人を惹きつけ続けているのかなと感じた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年9月9日
読了日 : 2023年9月9日
本棚登録日 : 2023年9月9日

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