だがしかし (2) (少年サンデーコミックス)

著者 :
  • 小学館 (2015年3月18日発売)
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本棚登録 : 1132
感想 : 34
5

これは最近読んだ中ではトップクラスに面白い。ただただウンチクを垂れ流すのでもなく、かといって萌えキャラだけ出しておいてお茶を濁すでもなく、しっかりストーリー(?)で読ませてくる。いや女性キャラはかわいいけど、それだけじゃあないんだぜこの漫画は

なにしろ最も面白いのがこの妙なハイテンションと会話のテンポ感。巷でも言われているけど読み味がものすごく「うすた京介作品」に似ているんだよね。もちろん二番煎じとかそういう意味ではなくだからこそすごく楽しく読める。絵もかなりうまいと思うんだよね、キャラクターに体重がのってるというか。ほたるさんがよく変なポーズとってるけどなかなか描けるもんじゃないと思う

そしてキャラクターもそう。ほたるさんを筆頭にココノツや豆くん、サヤ師、どれも過剰なキャラデザや設定ではなくセリフや反応、動作でしっかりキャラ立ちしてる。その辺すごく上手いなと感じる

そしてやっぱりほたるさんがかわいい。スペックは高そうなのに基本おバカキャラとして描かれていて、でもそのハイテンションがどこか憎めない。どこまでも邪気がないというか、その屈託のない笑顔をみてるとホッコリしてしまう。もちろん少年の心を忘れないちょっぴりなサービスもありがたい

何も考えず気軽に手にとれて、その上驚くほどの読みごたえがある実に良い作品だと思う。長く続くタイプではないかもしれないが、連載頑張ってほしい

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年5月1日
読了日 : 2015年5月1日
本棚登録日 : 2015年5月1日

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