ちょっと懐かしいホームドラマを見ている感じ。メチャクチャおもしろかったです!商店街のクソまずいラーメン屋の店主で、自由奔放な父ゲンコと、そんな父に時には腹立ちながらも離れられない娘センコ親子と、彼らを取り巻く商店街の人々による、濃密な家族愛を書いたストーリー。「ただいまが、聞こえない」とはかなり違った雰囲気の家族愛です。血の繋がりよりも、気持ちでぶつかり合って築き上げた、ぶっとい絆があふれた一冊。悔し涙、悲しい涙、喜びの涙、たくさん泣きながらセンコがつかんだ幸せの形。感動するやら、笑えるやらのラストが最高です!
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
図書館(さ行)
- 感想投稿日 : 2016年9月8日
- 読了日 : 2016年9月5日
- 本棚登録日 : 2016年9月8日
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