療養中のベストセラー作家ヴェリティの人気シリーズを完結させる事になった作家ローウェン。ヴェリティが残した構想メモを見るため、彼女の夫ジェレミーと息子が住む家に滞在する事に。双子の娘を続けて亡くし、事故による脳障害で話す事も動く事も出来ない妻を献身的に介護するジェレミー。そこで見つけたヴェリティの手記。自伝と思われるそれは、作中作のような仕立てで彼女の偏執的な夫への愛がギッシリと綴られている。それが読み進められる毎に起こる不可思議な現象。双子の身に何が起こったのか? ヴェリティの障害は本物なのか?
まさか…まさかこんなラストになろうとは…禍々しさに満ちた話だった。読み手の想像に任される結末だが、それがより恐怖心を煽った。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
海外作品
- 感想投稿日 : 2020年1月18日
- 読了日 : 2020年1月18日
- 本棚登録日 : 2020年1月18日
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