5
2017-10-06T08:12:06+09:00
カズオ・イシグロの処女作。
叙述トリックというのか、文を連ねるうちに、人物の背景が明らかになる。あっという間に迷路の行き当たりにぶちあたったような地点があり、そこが訴えることの意味(日本の戦後の卑屈な欧米主義、自虐史観による教育の骨抜き)が立ち現われてくるときの、驚きに目を啓かれる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2019年1月29日
- 読了日 : 2022年8月27日
- 本棚登録日 : 2017年10月6日
みんなの感想をみる