年齢的には師匠の石井進氏が書いてもよかったんじゃないかと思うのだが、やはりこの人も優秀なんでしょうね。年齢としては40と少しですからね。
権力移行を丁寧に書いてあり、徳政令についてもしっかりと書かれており、名著の一冊だと思います。佐藤進一、永原慶二、石井進、網野善彦らの著作がすでにある中での執筆はプレッシャーではなかっただろうかと想像する。
後醍醐登場の下りと滅亡を、「後醍醐の特殊性」で書いてあるのは、講談社の新田一郎氏と同じですね。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2009年8月15日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2009年8月15日
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