奪われた家/天国の扉 (光文社古典新訳文庫 Aコ 10-1)

  • 光文社 (2018年6月8日発売)
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本棚登録 : 173
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コルタサルはいつか「石蹴り遊び」を読みたいと思っている作家なのだが、長編にはなかなか食指が動かず、まずは短編集から。

『奪われた家』だけバベルの図書館ラテンアメリカ編で既読だったが、その他の作品もラテンアメリカ文学の雰囲気をたっぷりと湛えた秀作揃いで、マジックリアリズムと称される雰囲気に加えて、独特なスリラーがある。中でも「キルケ」の恐しさは群を抜く。『パリへ発った婦人宛の手紙』もラストが衝撃的で秀逸。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2020年10月18日
読了日 : 2020年10月18日
本棚登録日 : 2020年10月18日

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