地獄変 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (1991年3月20日発売)
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本棚登録 : 1328
感想 : 129
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 芥川の短編「大川の水」、「羅生門」、「鼻」、「芋粥」、「地獄変」、「蜘蛛の糸」、「奉教人の死」、「蜜柑」、「舞踏会」、「秋」、「藪の中」、「トロッコ」が入っている。
 芥川なんて最後に読んだのは何でいつというのも分からない。たぶん「トロッコ」は中学校くらいの教科書かなんかで読んだのか、でも話の内容はなんだったのか、ひとつも覚えていない。けど、あるきっかけがあって、読んでみた。タイトルは知っていても、「羅生門」と「蜘蛛の糸」以外は全然内容を知らなかった。実はこの本はもう3週間以上前に読み終わった本だが、今でも面白いと思うものはどれだろう。やっぱり「地獄変」だろうけど、サル好きのおれとしては「地獄変」のサルがやっぱり印象に残っている。サルが最後飛び込んでいくなんて、なんて可哀そうな話なんだ、と思った。後は、どれも面白いけど、改めてどれと言われると正直よくわかんない。そんなことよりも、キリシタンの話から舞踏会や秋みたいな現代的?な話から、藪の中とか蜘蛛の糸や地獄変みたいな話まで、文体の幅がすごいということに驚いた。(18/05)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文庫
感想投稿日 : 2018年5月29日
読了日 : 2018年5月29日
本棚登録日 : 2018年5月29日

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