第二短編集の最終編「最後の事件」で極悪人モリアーティ教授と組みあったまま滝壺に落ちて生死不明となったホームズは読者の熱烈な要望にこたえてここに奇跡の復活をみせるにいたった。
ドイルの作品中もっともトリッキイな小説として高く評価される「ノーウッドの建築業者」、ポオの「黄金虫」とならぶ暗号解読の傑作「踊る人形」、奇抜な事件が明快な推理に裏づけられる「六つのナポレオン胸像」などホームズ再起の気魄にみちみちて、作者円熟の境を示す全十三編を収録する。
公人としてのコナン・ドイル 阿部知二
解説 中島河太郎
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ホームズ
- 感想投稿日 : 2023年10月13日
- 読了日 : 2023年10月13日
- 本棚登録日 : 2022年2月27日
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