著者 :
  • 集英社 (2008年11月26日発売)
3.30
  • (79)
  • (278)
  • (411)
  • (105)
  • (29)
本棚登録 : 1851
感想 : 384
3

突然島を襲った大津波。一瞬で島民の命は喪われた。一夜明け、【光】が照らし出したのは、何も語らない死体ばかりの島。
命拾いしたのは、民宿の娘で島で一番美しい美花とその恋人の信之。信之にまとわりつく輔。灯台守のじいさん。舟を出していた輔の父親と民宿に泊まっていた中年男。

たくさんの命とともに流れ去った日常、覚えたての快楽・・・。絶望の中、美花を守るために信之はある罪を背負うことになるのだが・・・。

時が経ち、家庭を持ち【良き夫】を演じる信之の前に、輔が現れたことから平凡な日々は歪み始めて・・・。

天災・美女・献身・犯罪というテーマの類似性、東野圭吾の『白夜行』に似すぎている気が。。心理描写はしをんちゃんお得意だけど、ミステリ要素なら東野さんの方が上手じゃないかね。。松本清張さんもこの種のテーマ多いですが。。ちょっと『氷点』ぽい要素もありましたね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 悪い女。
感想投稿日 : 2014年5月11日
読了日 : 2014年5月11日
本棚登録日 : 2014年4月30日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする