気障でいけすかない源氏。ほぼ中二病です。橋本源氏は源氏の一人語りでお話が進行しますが、文末全てに「フッ、参っちゃうよなァー!」を付け足して読むのがお約束。
危うさを感じさせる程の美貌、全ての才に秀で、帝の子でありながら愛ゆえに臣下に降された境遇。潔癖だった思春期には、最低野郎としか思えなかった光の君ですが、今読むとなかなかに痛くて宜しい。
なにより、当時の「通い婚」文化が案外魅力的に思えてくるから不思議。
この巻には桐壺、帚木、空蝉、夕顔が収録されております。源氏出生から17歳まで。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
悪い男。
- 感想投稿日 : 2013年5月18日
- 読了日 : 2012年6月12日
- 本棚登録日 : 2012年6月12日
みんなの感想をみる
コメント 2件
decoさんのコメント
2013/05/18
hetarebooksさんのコメント
2013/05/18