真夜中のパン屋さん 午前0時のレシピ (ポプラ文庫) (ポプラ文庫 お 7-1)

著者 :
  • ポプラ社 (2011年6月3日発売)
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「ばら色タイムカプセル」もタイトルに反して重たかったので、覚悟はしていた…

けれどそれ以上に重い…ネグレクトという虐待の残酷さ。ひたすらに親の愛を求める子の健気さが読んでいて辛い。

「窓際のトットちゃん」を読み終えてすぐにこちらを読んだのだが、子供にとって親にかけられた言葉や愛情は、良くも悪くもその子の中にずっと残るのだと思う。否定され、疎まれて育てば自信を持てないまま。愛され、満たされて育てば自分を誇れるように。

「誰も知らない」みたいな展開にならなくて良かった。パンが食べたくなりました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: お腹すきます。
感想投稿日 : 2014年2月28日
読了日 : 2014年2月28日
本棚登録日 : 2014年2月25日

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