フランスのどこの都市だろうな〜中流階級の家庭と言っているがアメリカの一軒家のように塀のない庭があって割と良い暮らし向きの家庭のようだ。この物語の舞台はパリのようなそんな大都会ではないんだろうな…
生徒の作文に才能の片鱗を見出したからと言って、教師が倫理に悖る行動をするなんて…なんともフランス人らしい気がして面白いです(^.^)しかし物語が展開していくエピソード毎にお互いの読後感を討論出来るなんて羨ましい限りです。そんな楽しい時間は無いだろうな〜読書って思っている以上に自己完結型の娯楽で、身の回りにいる誰かと同じ物語、その世界観、その行動や言動から感受した想いを誰かと共有するなんて早々出来ませんもんね…良いなぁ〜僕もそんなパートナーが欲しいです。
制服に対しての彼の感想がとても面白い。自由の尊厳に重きを置くのはフランス人らしいですね。
一人でも二人でも三人ならより一層、人の営みには複雑で摩訶不思議なドラマがある。読み手の思いが物語を大きく畝らせ、深みのあるものに変えていく。作り手と読み手の物語。作り手は手練手管を駆使して読み手を翻弄し、迷い家へと誘って行く…そんな物語でした。なかなか面白かったです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ドラマ
- 感想投稿日 : 2018年4月8日
- 読了日 : 2018年4月8日
- 本棚登録日 : 2018年4月8日
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