ウォールフラワー [DVD]

監督 : スティーブン・チョボスキー 
出演 : ローガン・ラーマン  エマ・ワトソン  エズラ・ミラー 
  • Happinet(SB)(D)
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感想 : 103
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ウォールフラワー
こう言うロードムービーっぽいオープニングは好きだなぁ〜前々から気にはなっていたけれど、50も過ぎて高校一年生の恋愛モノ…ってのはいささか抵抗があった(笑)
ニーナドブレフもワンカットしか出てこないけどジュリアガーナーも可愛いなぁ〜
高校一年の初日なんて何にも覚えていないけど、こんな風にナーバスではなかった気がするね。
ディランマクダーモットが父親役かぁ〜その昔「プラクティス」のファンだったよ。面白いドラマだった。
食卓を囲むみんなが口を揃えて高校一年目はキツいみたいな話で彼を宥めているけど、そんなに気にしてあげなきゃならない程、米国では高一ってヤバいのかな?まぁ大人しいとオタクは米国の学校ヒエラルキーの中では必ず底辺だわなぁ〜
嗚呼、やっぱりハリーポッターのすぐ後の作品だけにハーマイオニーが抜けきってない感じだなぁ〜エズラミラー君は軽薄そうだけどカッコいいなぁ〜声がデカいけど力を鼓舞するようなタイプじゃ無いのが良い。
米国のパーティ文化ってのは大人になる為の嗜みを身につけるような場所ですよね。社交とかハメの外し方を学ぶ場だったりするんだよね。こう言う文化は退廃的な側面も併せ持っているけど本作ではとても良い要素として描かれていて安心する。誕生日、クリスマス、友達とも家族とも幸せで良いですね。ハッパくらいだと悪いとは思わないけど、LSDは…
清濁合わせ飲むような最高のハイティーンライフってとこですかねぇ〜
仲間に恵まれることは本当に素晴らしいことですよね。けどこれが高校生の日常だって言うのはちょっと日本では信じられないくらいに派手でぶっ飛んでますよねぇ〜(笑)
でも高校生で将来ロビイストになりたいとか言えるってスゴイし、LGBTだったり、人間関係もドロドロだったり、やたらドライだったり、とても高校一年生の一年とは思えない…余りに複雑すぎて…でも一緒に過ごして来た仲間はみんな高三だって言うのも変な気がしてならない。選択科目っていうのは一年生で取っても三年生で取ってもいいんだね。だから三年生と一年生が同じ教室で授業受けてる…そんなことが起こるんだし、友達を作れるかどうかって結構深刻な問題になるんだな…
人間関係と言うのは年齢何てまったく大事ではないんだね。ハイティーンでそんなことをちゃんと理解しているのって非常に羨ましい。良くも悪くも学年の違いが上下関係の基礎となってしまう日本のヒエラルキーとは相入れない個人対個人の人間力勝負なところがいいよね。もちろん楽じゃぁないけど、自分という人間の確立にはそれは凄く良いと思うなぁ〜
なかなかいい作品でした。主人公たちは高校生だけど、そんな事は全然感じさせないくらい大人びてるし、現実やたらハードな側面をみんな持ってたりするのがスゴイ。これはあくまでも映画だから設定として見ていていいのか?これくらいハードなバックボーンがあるのは普通なのか…判断がつきませんわ。まぁ何か為になる映画って感じじゃないけど、少年少女の成長譚としては面白かったです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 青春
感想投稿日 : 2020年7月28日
読了日 : 2020年7月28日
本棚登録日 : 2020年7月28日

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