少年時代、戦場での日々、復員後の貧困生活、売れてからの多忙な暮しを振り返る自伝。救いのない悲惨な戦場でのできごとや、先の見えない辛い貧困の様子などが細かく描写されるが、ユーモア満載、馬鹿馬鹿しく笑える文章の技で楽しく読ませる一冊。死と向き合って暮らした南方の島の民との生活に、戦後、再び戻ることを願ったものの果たせなかったくだりは切なく、幸せのあり方について考えさせられた。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年2月23日
- 読了日 : 2023年2月22日
- 本棚登録日 : 2023年2月23日
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