工学部ヒラノ教授シリーズである。著者の分身であるヒラノ教授の、これまでの研究者としての違反や違法を告白したものである。今となってはアルアルネタだが、現在進行形だったらマズイ案件ばかりだ。
筒井康隆の文学部唯野教授は作り話なので大げさな事件ばかりだが、本書はリアリティあると思ったら97%真実だそうだ。それだけに、大学教授など学者社会の実態がわかっておもしろい。
本書は気軽で読みやすく一日で読めてしまう。特に、過去から未来のどこかで理工系大学に縁があった(あるかもしれない)人にはお勧めである。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年12月29日
- 読了日 : 2014年12月29日
- 本棚登録日 : 2014年12月29日
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