小説版ドラえもん のび太と鉄人兵団

著者 :
  • 小学館 (2011年2月25日発売)
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本棚登録 : 373
感想 : 54
5

読後、心があったかくなる作品でした。前半はオリジナルに割と忠実に、後半は瀬名ワールドも全開し、特に奇跡のコラボレーション(ネタバレになるので詳しく言えないが)がうれしいサプライズでした。創造というテーマから、神、アダムとイブ、堕落、争いという人間の歴史と神の視点という壮大なテーマに、いつものドラえもんの友情や家族愛、信頼、仲間、といった普遍的なテーマもあり、大人が十分楽しめるエンターテイメント小説になっていました。
特に戦闘場面は小説ならではの緊迫感や心理状態の描写が秀逸でした。
岩渕まことさんのGOD BLESS
YOUがあんな風に使われるなんて!
是非、瀬名氏にそのあたりの事情を伺いたいですね。
映画も是非みたくなりました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2011年3月4日
読了日 : 2011年3月4日
本棚登録日 : 2011年3月3日

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