パタゴニア あるいは風とタンポポの物語り (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (1994年6月17日発売)
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感想 : 51
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パタゴニアに吹き荒ぶ風を感じるかのような一冊。ただ旅の話に収まるのではなく、旅前からの作者の葛藤がパタゴニアの大きな大地との対比になり、人がそこに生きている、というのがありありと伝わってきます。作品の根底にずっと、広大な大地に吹く風の音が聴こえ、頭上にはどこまでものびる広い空が見えます。心温まる素敵な作品でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年4月28日
読了日 : 2020年4月28日
本棚登録日 : 2019年7月5日

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