1964年。黒人に対する差別感情の激しいミシシッピー州で、無気力になった黒人たちを啓蒙しようと乗り込んだ3人の公民権運動家が、突然消息を絶った。事件を重要視した連邦政府は、白人によるテロ行為を暴くため、叩き上げのルパート(ジーン・ハックマン)とハーバード大出身のエリート、アラン(ウィレム・デフォー)の二人のFBI捜査官を派遣する。そこで彼らが見たものは、白人に虐げられ、それを告発することもできぬ黒人たちだった。
アメリカ社会の人種差別問題が前面に出ていますが、話の大筋はFBI捜査官の二人が公民権運動家の失踪事件を追うオーソドックスな刑事ドラマ。白人は非協力的、黒人も白人の報復を恐れて協力してくれず、KKK(クー・クラックス・クラン)や保安官らは捜査の妨害するなど、なかなか真実に辿りたどり着けないという展開で観応えがあります。
また、タイプの異なる二人のバディ感も面白く、サスペンス映画としては良い出来映えだと思います。
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- 感想投稿日 : 2016年8月6日
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- 本棚登録日 : 2016年8月6日
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