ある事件に巻き込まれて記憶喪失に陥った青年(松田洋治)は、精神科医・若林のもとで治療を受けていた。若林の言によると、正木敬之(桂枝雀)という博士が青年の担当医だったが、治療の途中で死亡したという。青年は正木博士の残した論文に目を通すが、気がついたとき、死んだはずの正木博士が現れる…。
原作ほどのスケールはないももの、狂気に満ちた独特の世界は表現されていますし、長大で複雑な物語を上手く整理しまとめています。
また、青年役の松田洋治、正木博士役の桂枝雀、若林博士役の室田日出男の好演、木村威夫の美術も秀逸。映画としてよく出来ていると思いますし、あの三大奇書を映像化しようとした試みが素晴らしいです。
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- 感想投稿日 : 2016年9月20日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2016年9月20日
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