《教育改革のカギは、学校図書館にあり、司書教諭はその扇のかなめとなる。》
童話作家から国会議員になり、文字・活字文化推進機構理事長として日本の読書推進活動を中心になって進めている著者が、これからの時代に求められる学校図書館の姿を明らかにする
「アメリカ教育使節団報告書」や『学校図書館の手引』をひもといて学校図書館の歴史を明らかにし、学校図書館法の成立から44年ぶりに改正されるまでの苦労を語り、学習指導要領の変遷と学校図書館の位置づけをたどって「読書教育」「学校司書」の導入を提言するなど、立法府に身を置いた立場からの論述が興味深い
巻末の片山善博(元鳥取県知事、元総務大臣)との対談も一読の価値あり
学校図書館の当事者だけでなく、一般の教員にもぜひ読んでほしい一冊
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ひげうさぎ文庫プラス
- 感想投稿日 : 2019年1月9日
- 読了日 : 2019年1月7日
- 本棚登録日 : 2019年1月9日
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