あたまをつかった小さなおばあさん がんばる (世界傑作童話シリーズ)

  • 福音館書店 (2019年11月13日発売)
3.80
  • (6)
  • (4)
  • (10)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 121
感想 : 10
5

冬のあいだ、ずっとあたまをやすめていたおばあさん

いつも春になったらするしごとをかたづけて
さあ、これですきなときにあたまがつかえます

イースターのぼうしをきれいにしようとして、あたまをつかい
ぞうのあかんぼうをしあわせにしようとして、あたまをつかい
クリスマスツリーを家の中にたてようとして、あたまをつかいます

《まず、ぬれタオルをあたまにまき、それからいすにすわって、ひとさしゆびをはなのわきにあてて、目をつぶりました。
 おばあさんは、あたまをつかって、つかって、つかいぬきました。》

そうして思いついたことをしてみると……

「わたしは、まあ、なんてかしこいおばあさんなんだろうねえ」

第1作の『あたまをつかった小さなおばあさん』が松岡享子と山脇百合子のコンビで福音館書店から「世界の傑作童話シリーズ」として出版されたのが1970年

それから50年を経て松岡享子と降矢ななのコンビでよみがえった続編2冊のうちの1冊

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ひげうさぎ文庫
感想投稿日 : 2020年1月7日
読了日 : 2020年1月6日
本棚登録日 : 2020年1月7日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする