冬のあいだ、ずっとあたまをやすめていたおばあさん
いつも春になったらするしごとをかたづけて
さあ、これですきなときにあたまがつかえます
イースターのぼうしをきれいにしようとして、あたまをつかい
ぞうのあかんぼうをしあわせにしようとして、あたまをつかい
クリスマスツリーを家の中にたてようとして、あたまをつかいます
《まず、ぬれタオルをあたまにまき、それからいすにすわって、ひとさしゆびをはなのわきにあてて、目をつぶりました。
おばあさんは、あたまをつかって、つかって、つかいぬきました。》
そうして思いついたことをしてみると……
「わたしは、まあ、なんてかしこいおばあさんなんだろうねえ」
第1作の『あたまをつかった小さなおばあさん』が松岡享子と山脇百合子のコンビで福音館書店から「世界の傑作童話シリーズ」として出版されたのが1970年
それから50年を経て松岡享子と降矢ななのコンビでよみがえった続編2冊のうちの1冊
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ひげうさぎ文庫
- 感想投稿日 : 2020年1月7日
- 読了日 : 2020年1月6日
- 本棚登録日 : 2020年1月7日
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