あたまをつかった小さなおばあさん がんばる (世界傑作童話シリーズ)

  • 福音館書店
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本棚登録 : 121
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834085235

作品紹介・あらすじ

1970年の刊行から長く読み継がれてきた傑作童話『あたまをつかった小さなおばあさん』の続編が登場です。日々の暮らしのちょっとした不便や困ったことを頭を上手に使って(ときにはとんちんかんに見えるやり方で)切り抜けてきたおばあさんですが、今作も様々な難題をあっと驚く方法で解決していきます。春夏秋冬、どのお話も愉快で笑い転げること間違いなし、いつもご機嫌なおばあさんからたくさん元気がもらえます!

感想・レビュー・書評

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  • 頭の中には何が入っているのかわからなくなってしまった‼️

  • 幸せになる頭の使い方だなー。

  • 前作の山脇百合子さんから、絵が降矢ななさんに変わったが、全くそれには気づかないくらい、違和感なく楽しめた。

    今回は、雪の変わりにご飯を撒いたり、ペニーに穴を開けるために1ドル(100ペニー)する工作機械を買ったり、屋根や床板に穴を開けたり、くすっと笑えるユーモアあふれるストーリーばかり。

    小さなおばあさんの、頭を使って考えて行動するパワーがすごい。

    これも冬しっかり休んだからか。

  • 前作の発行が1970年で、まさか続刊が2019年に出るとは思わなかった!
    おばあさん、かわいい。
    ちょっととんちんかんなところもかわいい。
    最後、屋根に登ってるイラストがかわいい。

  • 基本図書の続編、気になっていたので図書館で借りた。

    【もくじ】
    おばあさんが、あたまをつかうじゅんびをした話
    おばあさんが、イースターのぼうしをつくった話
    おばあさんが、サーカスがまちにくるのをみた話
    おばあさんが、ぞうのあかちゃんをしあわせにした話
    おばあさんが、げんきで、きげんよくしていた話
    おばあさんが、がちょうとねずみをすずしくしてやった話
    おばあさんが、ペニー銅貨をせつやくした話
    おばあさんが、クリスマス・ツリーをたてた話
    おばあさんが、クリスマス・ツリーのかざりつけをした話
    おばあさんが、クリスマス・イブをしあわせにすごした話
    (原題『More About The Little Old Woman Who Used Her Head』1938年)

    ぶれない、この感じ。
    相変わらずのとんちんかんなひらめきとポジティブさが笑えます。
    逆とんちとも言えるようで、もはやひとつの芸の域に達しています。笑
    ほんとにいい結果や、捉え方次第でいい結果になったりすることがあるので、やっばり天才なのかもしれません。
    足の指にひもをつけるエピソードはこわいのですが、やかまし村にも出てきたし、西洋ではポピュラーなのかもしれません。
    降矢ななさんの絵もよく馴染んでいます。

  • 何十年ぶりかの続編。挿し絵は、山脇百合子さんから降矢ななさんに変わっている。

  • 『あたまをつかった小さなおばあさん』の続編。
    おばあさんの丁寧な生活も楽しめる。
    子どもの頃、こういう外国の生活に憧れた。イースターや町にやってくるサーカス団。瓶に入った果物のシロップづけやピクルス。森の木で作るクリスマスツリー。
    クスッと笑えて、幸せな気持ちで読み終える。
    何よりいいのは、おばあさんのポジティブシンキング!

  • 冬のあいだ、ずっとあたまをやすめていたおばあさん

    いつも春になったらするしごとをかたづけて
    さあ、これですきなときにあたまがつかえます

    イースターのぼうしをきれいにしようとして、あたまをつかい
    ぞうのあかんぼうをしあわせにしようとして、あたまをつかい
    クリスマスツリーを家の中にたてようとして、あたまをつかいます

    《まず、ぬれタオルをあたまにまき、それからいすにすわって、ひとさしゆびをはなのわきにあてて、目をつぶりました。
     おばあさんは、あたまをつかって、つかって、つかいぬきました。》

    そうして思いついたことをしてみると……

    「わたしは、まあ、なんてかしこいおばあさんなんだろうねえ」

    第1作の『あたまをつかった小さなおばあさん』が松岡享子と山脇百合子のコンビで福音館書店から「世界の傑作童話シリーズ」として出版されたのが1970年

    それから50年を経て松岡享子と降矢ななのコンビでよみがえった続編2冊のうちの1冊

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著者プロフィール

ホープ・ニューウェル 1896年、ペンシルヴァニア州ブラッドフォードに生まれた。シンシナティで看護学を学び、卒業後、第1次大戦中は従軍看護師になった。戦後はソーシャルワーカーになり、1965年に火事で亡くなるまでその仕事に従事した。彼女はカリフォルニア州の果樹園で5年間過ごしたことがあり、そのときまだ幼かった息子にいろいろな話をしてあげたという。のちにそのときの話を書こうという気になったのが著述を始める動機となった。著書に『あたまをつかった小さなおばあさん』(福音館書店)がある。

「2019年 『あたまをつかった小さなおばあさん のんびりする』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ホープ・ニューウェルの作品

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