茶道の家元に生まれついた主人公、家業が嫌で家出したけど
何だかんだで家出先でも茶道が関わってきて・・・というお話。
主人公の腕前も、点前を無意識でこなす/美味しいお茶が立てられる、ぐらいしか書かれていない
ので、家元にふさわしい才能のあるなしは分からないが、単純な勝ち負けのない世界だと家元になるのに、
それが一番大事な条件じゃないかと思った。
筋の良し悪しはあっても、生まれつきの才能でなく、長年の稽古と躾がものを言うんだと感じさせられた。
今時の若者らしく突っぱねて反抗しても馬鹿をやっても、
結局最後は収まるところに収まる。育ちの良さってやっぱり大事だ!
ラストはにこにこしながら読了。若いっていいなぁ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文学
- 感想投稿日 : 2012年5月24日
- 読了日 : 2012年5月24日
- 本棚登録日 : 2012年5月24日
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