カテゴリーはスポーツの所にあったが、料理本としても使える本だと思う。
著者は福島出身であり、Jビレッジができる頃にJヴィレッジの専属料理人となり、日本代表の試合の専属シェフとして同行した経験をもつ。
ジーコジャパンのアジアカップ、ドイツW杯、オシムジャパンのアジアカップ、岡田ジャパンのWカップとシェフとしてどのようなメニューを出したのか、現地での苦労や、現地の厨房のスタッフとどのような交流があるのかを書いている。「食」という面から日本代表を支えると同時に、ストレスの大きい代表選手を陰ながらサポートしていることを感じた。また、他国の代表の料理の状況なども知り得るところで書いており、いろいろと学ぶことが多かった。
やはり日本代表も裏方も、経験というのは財産だなあと深く感じる本だった。巻末に代表的なレシピが載っており、著者の印税は全て、東日本大震災の義援金となるようなので、ぜひ購入して読んでみてほしい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
スポーツ
- 感想投稿日 : 2012年9月9日
- 読了日 : 2012年9月9日
- 本棚登録日 : 2012年9月9日
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