春から夏、やがて冬

著者 :
  • 文藝春秋 (2011年10月17日発売)
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本棚登録 : 827
感想 : 202
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ひき逃げで娘を亡くした父親。
勤め先のスーパーで、万引きで捕まった女が、自分の娘と同い年と気づき、訓戒で帰してしまう。

でも、その女が「なぜこんな簡単に帰してくれたのか」と自らやってきたことにより、物語は展開していく。

娘を失い、妻を自殺で失い、自分は肺癌で余命いくばくもない。そんな時に男の人ってこんなに色んな女の人にお金をばらまきたくなるんでしょうか。私にはちょっとわからないなぁ。

最後の、たぶんわざと頭悪く書いてるんでしょうが、独白の文章が、本当に頭が悪くてこっちの頭が痛くなった。

結局ひき逃げの犯人は誰だったんでしょうね?
今となっては闇の中。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2015年11月20日
読了日 : 2015年11月19日
本棚登録日 : 2015年11月20日

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