まず装丁からして素敵。
中身は幽霊屋敷のお話。
台所でアップルパイを焼いてジャガイモの皮をむきながら包丁で殺し合った姉妹。
酷い環境から屋敷に連れられてきて、優しくされたのに最後は食べられてしまい、瓶詰になって地下食糧庫に保管された子供たち。
連続で老人をオーブンに頭を突っ込んで殺し、屋敷の床下で首を切って失血死した美少年。
ウサギの穴に足を取られ、転んだ怪我が元で死んでしまったのにそれに気がつかない夫人。
そして最後に語られます。
人の死んでいない土地などあるだろうか?どこにでも死者はいる。でも死者は優しい。怖いのは生きている人間だ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年6月5日
- 読了日 : 2016年6月5日
- 本棚登録日 : 2016年6月5日
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