老いの歌――新しく生きる時間へ (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店 (2011年8月20日発売)
3.38
  • (2)
  • (4)
  • (4)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 53
感想 : 7
3

「私」がブレてしまっている歌、単なる昔話で終わっている歌、妻に頼る一方の歌…。

老いを感じる歌が多いなか「私」と対象の関係が明確で、作者の言いたいことがはっきりしている歌がキラリと光ると述べた上で、高齢になっても、どんな歌であっても歌を作ることで人生を豊かにしてほしいという著者の強いメッセージを感じました。

今は作歌をお休みしていますが、私もまた短歌を作りたいと思うことがあるかと思います。そのときは、いくつになっていても、また楽しんで短歌を作れたらと思っています。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新書
感想投稿日 : 2021年3月26日
読了日 : 2021年3月19日
本棚登録日 : 2021年3月26日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする