ここで終わるの...?と取り残されたが、なんとか整理して落ち着いた。
あまりにも非人道的な殺人の描写に何度も本を閉じた。そんな訳で読了までに時間をかなり要した一冊となった。
エピローグで犯人は"蒲生稔"と書かれているのにも関わらず、私はどこでどう間違えて騙されたのだろう。それすらも分からない。叙述トリック自体は初めてではないが、こんなにスパッと騙される本はなかなか出会わない。お見事!
目を背けたくなるような描写ばかりなのでグロテスク耐性がない方にはお勧めできないが、サイコキラーが好きな方には是非とも読んでもらいたい、さすが名作。
初読は時間軸やそれぞれの関係性は気にしながらも、自分では推理せず読むとラストが楽しいかも。伏線回収のためにもう一度読みたいとは思うが、間に時間と癒される本がないとこちらの精神が参りそうなのでまた今度。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年6月8日
- 読了日 : 2021年6月6日
- 本棚登録日 : 2021年6月6日
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