大好きなD県警シリーズ。実は1作目から順には読めておらずつまみ食い状態の横山作品。そんな私でも面白かった。
警察官も人間である。警察組織はそんな人間たちの集まりに過ぎない。だから差別もあるし嫉妬もある。内部のいざこざだって出てくるし、外にはいい顔をしたいだろう。
瑞穂もその中の1人だ。特別強いわけでもなく弱いわけでもない、悩みながら、迷いながら、大きな手柄もなければ貢献しないわけでもない。それが妙にリアルで親近感の湧く主人公だった。観察眼には驚くが、ミスも悩みもありバランスが良い。
何人もの男性が出てきたのに、キーパーソンはいつでも女性だったことも徹底してて面白い。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年2月3日
- 読了日 : 2021年2月2日
- 本棚登録日 : 2021年1月27日
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コメント 2件
地球っこさんのコメント
2021/02/02
hinaさんのコメント
2021/02/03