描かれている設定は極論だがそこに描かれている人間の際限ない欲求・欲望の熱狂的狂信的な様が妙にリアルでした。そして、物語は熱を持ったままにそんな異様な空間の世相を表しながらかもフェードアウトして行くが人間の飽くなき欲望がある限りこの個人主義の「国民クイズ」は無くならないのではと考える。だが、そんな体制をK井と佐渡島が潰すとしたらどんな極論な政治主義を発案し、熱狂的な革命が起きるのかという未来も想像しながら読了。
読書状況:読み終わった
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加藤伸吉
- 感想投稿日 : 2012年9月10日
- 読了日 : 2012年9月10日
- 本棚登録日 : 2012年9月10日
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