ふしぎの国の安兵衛

著者 :
  • 小学館 (2006年8月31日発売)
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本棚登録 : 126
感想 : 40
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ちょうどドラマ「サムライ先生」を観ている最中、設定が同じことに興味が湧いて読んでみた。テンポよくサクサク読める。安兵衛の一刀両断なセリフの数々が気持ちいい。
子育て論にはいろんなことを気づかされる。

p.162
「子供の横暴は、親が手伝いをさせぬことに一つの理由があると存ずる。きちんと教えれば、子供にも手伝わせられることはたくさんあり申す。それをしないのは、えねるぎーを惜しむからでござる。えねるぎーを注げば、子はおのずと親の言うことを理解いたす。子育ては家事のうちでも大業でござる。片手間にては決してまっとうでき申さぬ。その覚悟が肝心なのでござる」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年1月7日
読了日 : 2015年11月28日
本棚登録日 : 2015年12月5日

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