ゴジラとヤマトとぼくらの民主主義

著者 :
  • 文藝春秋 (1992年7月1日発売)
3.38
  • (1)
  • (4)
  • (7)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 56
感想 : 5
4

「ひがみ(自分は不当に扱われている)」と「甘え(誰かが助けてくれる)」が戦後民主主義(政府や武力なしでも、正しいことを強く願えば、助けがあり、秩序は維持される)の二大特徴である。それに骨がらみのクリエーターが作るアニメ・特撮は、ひがみと甘えの塊で、海外ならまともな大人は見向きもしないが、日本に限っては大人にも親和性がある。国家が自分たちへの奉仕することのみ要求していると、ファシズムに至るというのは、現在の文科省と大学の関係のようだ。補助金のために学問の自由はきわめて制限され、文科省はきわめて独裁的である。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2018年10月23日
読了日 : 2018年10月23日
本棚登録日 : 2018年10月23日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする