オタクの基本技能(粋の目、匠の目、通の目)についての解説があり、勉強になった。巻末の「オタク文化論」が特に興味深い。メインカルチャー(ヨーロッパ,階級社会)、カウンターカルチャー(アメリカ、階級への反抗)、サブカルチャー(アメリカ、大人への反抗)。オタク文化(日本)は,何かに対する反抗にすぎないサブカルチャーとは別物である。その具体例として、歌舞伎とバレエの子役の扱いをあげている。こういう説明は、本当にうまい。岡田氏の芸風が96年に完成されていることに驚いた。
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カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2014年4月19日
- 読了日 : 2014年4月19日
- 本棚登録日 : 2014年4月19日
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