大東亜戦争 敗北の本質 (ちくま新書 1132)

著者 :
  • 筑摩書房 (2015年7月6日発売)
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感想 : 5
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戦史ものが書かれるのは、二度と失敗しないための教訓を残すため。帝国陸海軍のデタラメっぷりがよく分かる一冊だ。でも、きっと同じ失敗を繰り返すのだろう。近年ますますそう感じる。それは最近の選挙結果やネットの動き、マスコミ報道から感じられるものだ。声の大きい意見だけが取り上げられる、見たい情報だけを受け入れる、皆んながそういうから、そうしようよ。
これが一番危ないのに。
大局的な判断から、この10年はガマンしましょうなんて、誰も支持しない。今の生活が大切なんだ。でもその結果がとんでもないことになったりする。実は大東亜戦争に突入したのもこれが根本原因だったりするんだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2017年12月18日
読了日 : 2017年12月18日
本棚登録日 : 2017年12月18日

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