中学生のころ初めてベルばらを読みました。
「ベルばらつったら、あの?」と、当時の私は思ったものでした。なんせ世代が…違いすぎたので、古いコミックという知識しかなかったのでしょう。今思えば大変失礼な話です!こんな名作を!
まあでも、「ご近所物語」とかそんなのが当時のトレンドというかね、はやってたわけですが、その雰囲気とあまりに違う絵にはじめは戸惑いました。ただ先に「ガラスの仮面」を読んでいたのがよかったのか、思いのほかすんなりと読めましたね。内容が内容だけに、もう、「読破」という感じ。
オスカルのかっこよさにどきどきし、アンドレがんばれと応援し、っていうかルイ16世不憫…と動揺し、よく考えたらジェローデル男前やな!と新発見し、マリー・アントワネットの最期に感動しました。歴史って、なんか大きな流れなんですね。そんで人間のできることってほんと限られてる。深い。歴史の歯車は逆走できない…。
うはー、何だろう、池田理代子は天才だな。
池田理代子の書く「人間」ってすごく激しくて強くて弱くて、かっこいい。たくさん歴史ものを書かれていますが、個人的に、「オルフェウスの窓」と「ベルサイユのばら」は別格。すきすぎる。
っていうか…こんなにマリー・アントワネットの好きな国なんて日本ぐらいじゃないのか。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史もの
- 感想投稿日 : 2010年4月24日
- 読了日 : 2010年4月24日
- 本棚登録日 : 2010年4月24日
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