八百万の神々の一柱。
大隈重信から明治維新の中央に誘われてからの物語はすごい走った感がある。つい先日まで刀がどうこう槍をどうこうと侍・江戸時代の話だったのが、今度は経済戦争のような話になっていく。現代にも通じるような社内政治的なドロドロ、根回し、正論。いつの時代も変わらないと思いつつ、現代の日本経済の礎はこのようにして積み上がってきたのかとも感じる。
物語自体は千代の結婚から、千代が病死するまでの間なのだが、晩年の渋沢のこともどうなったかも知りたくなる。破天荒と言われる女遊びもついでに。
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- 感想投稿日 : 2021年5月14日
- 読了日 : 2021年5月14日
- 本棚登録日 : 2021年5月6日
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