戦争時の話。大阪が舞台。戦争の悲惨が描かれるが、それ以上に人間のあらゆる面が描かれている。権威主義、噂、恋愛、友情、兄弟、親子、趣味、食べ物、、、。一面だけ見ていてはダメなのだ。人も社会も多面、尽きぬ多面性を持っていることを忘れまい。ヤクザあがりの人が魅力的だった。
文学者の戦時の発言に裏切られた感があった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
本<文学>
- 感想投稿日 : 2021年9月8日
- 読了日 : 2021年9月8日
- 本棚登録日 : 2021年9月6日
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