タテ社会の人間関係 単一社会の理論 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社 (1967年2月16日発売)
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感想 : 15
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1967年刊行の「日本論の新しい古典」。歯切れよく品の良い文章で、内容は腑に落ちることばかり。117万部も売れてるということで、初読でもこの理論が国内外に広く受容されてることがわかった。
「天才的な能力よりも、人間に対する理解力・包容力をもつということが、何よりも日本社会におけるリーダーの資格である(p148)」
変化の激しい21世紀になっても、日本社会におけるリーダーのあり方は変わってないようだ。
また、「論理よりも感情が優先(p173)」する社会が、パンデミックの収束を困難にしてる要因の一つではないかとも思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 教養
感想投稿日 : 2021年4月29日
読了日 : 2021年4月29日
本棚登録日 : 2021年4月29日

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